資金繰り表を活用した経営の本質


資金繰り表を活用した経営を推進しています。

事業者が資金繰り表を活用して事業継続することで、経営者自身とその家族を守るだけでなく、一人でも多くの従業員とその家族を守る事が出来る一助となるはずです。

資金繰り表を活用した経営の最大のポイントは、現金の推移にフォーカスを当てていることです。

翌月に繰り越せる現金を増加させながら、必要以上に現金を社内に留保させず、事業へ再投資することが、自社の継続、発展だけでなく、自然と景気を上げていく社会貢献に繋がります。その予算を常に把握できるのが資金繰り表を活用した経営です。

社会貢献を特に意識しないけど、結果として社会貢献に繋がっている経営は、巡り巡って自社の商品やサービスの単価を向上させ、取引先からの入金を確実にさせ、自社の利益と現金の増大に繋がります。

この経営の先には、日本全体の経済的格差是正と安心・安全な治安の良い社会の実現があると思います。諸々の議論を越えて簡単に言えば、日本の経済規模を、等しく国民に分配しながら消費で回していけば経済格差は無くなります。

日本の実質GDP総額約538.7兆円(2021年8月16日:内閣府国民経済計算部公表)を日本の人口約1億2,530万人(2021年8月1日:総務省統計局公表)で割れば、一人当たりGDP約430万円となります。1人あたり年間消費という面で考えれば今の物価なら生活苦にはなりそうもありません。

でも、一人あたり同額を継続して生産し続ける側、分配し続ける側から考えると、難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。

先月の計算では、一人当たり450万円でしたが、概算の数値で、この規模の計算では些細な差でしかないでしょう。

日本の経済規模と成長率は常にGDP速報値で全ての人に知らされ、それを最終的に享受し生み出す人の数は人口統計で知らされています。

そこで、このメルマガでは、GDPの進捗と人口統計を中心に皆様と情報を共有し、それぞれに思いを巡らせる参考資料にして貰いたいと思います。

毎月のメルマガでは、中小・零細・個人事業主が生き抜くために役に立つ情報、制度もできるだけ合わせて発信していきたいと思います。

資金繰り表を活用した経営の本質は、自己を犠牲にしないで、社会貢献を実現させることにあります。

自社・自分自身が豊かになる事が、社会全体の豊かさにつながるような経営を共に目指していきましょう。


2021年4~6月期四半期別GDP速報 (1次速報値)

令和3年8月16日
内閣府経済社会総合研究所
国民経済計算部

Ⅰ.国内総生産(支出側)及び各需要項目

1.ポイント

[1]GDP成長率(季節調整済前期比)
2021年 4~ 6月期の実質GDP(国内総生産・ 2015暦年連鎖価格)の成長率は、0.3%(年率1.3%)となった。また、名目GDPの成長率は、0.1%(年率0.2%)となった。

[2]GDPの内外需別の寄与度
GDP成長率のうち、どの需要がGDPをどれだけ増加させたかを示す寄与度でみると、実質は国内需要(内需)が0.6%、財貨・サービスの純輸出(輸出-輸入)が▲0.3%となった。また、名目は国内需要(内需)が0.8%、財貨・サービスの純輸出(輸出-輸入)が▲0.7%となった。

内閣府経済社会総合研究所 2021年4~6月期四半期別GDP速報 (1次速報値)令和3年8月16日より抜粋


名目GDP、実質GDP、GDPデフレーターの推移(季節調整系列)

※名目GDP、実質GDPは年換算値。


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