売り手市場の人材採用。採用の基軸は「稼ぐ力」


人口推計が発表されました。

総務省 報道資料「人口推計(平成28年10月1日現在)」より抜粋

日本の総人口は1億2,693万3千人です。
日本人人口は1億2,502万人です。
この差は外国人1,913,000人です。
日本人が減少する中、外国人の流入は増加しつつあります。

グローバル化の流れで悪い事ではありません。
日本に魅力があるから外国人が増えているのでしょう。

人口統計では、自然増減と社会増減という集計軸があります。自然増減だけで、日本の人口を考えると『今の若いのは結婚が遅くて子供を産まないからだ』というような思慮のない発言をする方が出てきそうですが、そういう事ではないでしょう。

日本の社会環境の不安が、結婚を遅らせ出産する心配を取り除けていないことに本質的問題があるように思います。

社会増減では増加しているのですから、今の日本の社会環境を魅力的だと捉えている外国人が増えていることを考えると“不安”の持ち方なのかもしれませんね。

少子高齢化が問題視され続けている中、65歳以上27%を超え過去最高、15歳未満は12.4%で過去最低です。

当然労働人口も低下を続けています。

これからは、新卒を含めて社員確保に売り手市場といわれる世の中になるのでしょうが、『休日が多く残業が少なく、福利厚生が手厚い中、勤めさえすれば高い給料が得られる』という事を厚待遇のいい会社として入社させると、実際に仕事をし始めた時とのギャップが出て社員が定着しなくなるような気がします。

どの会社においても『稼ぐ力』が必要とされるのであって、『若い』というのは期待度でしかないのではないでしょうか。

『稼ぐ力』を基軸に採用を検討する必要があると思います。


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